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ネパール毛沢東主義ゲリラ ねぱーるもうたくとうしゅぎげりら

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知恵蔵2015の解説

ネパール毛沢東主義ゲリラ

ネパールの中西部の農村地帯を拠点に台頭した共産主義ゲリラ組織。正式名称は、ネパール共産党毛沢東主義派(マオイスト)で、中国の毛沢東思想に影響を受けたとされる。1996年ごろから活動を活発化させ、手製の銃や手りゅう弾、遠隔装置付きの地雷などで武装し、政治家や高官、軍・警察幹部に対する襲撃や、軍・治安部隊との交戦、インフラの破壊活動を繰り返してきた。最高指導者はプラチャンダ氏。兵力は推定で約4000人。もともとネパール共産党の一派だったが、94年に統一共産党が選挙で初めて政権に就き、王政を容認するなど体制寄りに転換したため、たもとを分かち、地下に潜った。王政撤廃と人民共和制の実現を掲げ、カースト差別撤廃などの社会改革も訴えている。ネパール政府との対話は2001年に行われたが、決裂し、非常事態宣言が発令された。テロ対策を重視する米国がネパール政府に武器を供与するテコ入れをしたことも影響し、03年に対話が再開された。だが、やはり武力衝突が発生し、毛派が停戦終了を宣言、情勢は悪化した。05年までの死者数は約1万人に達する。06年5月にはコイララ新政権との対話に応じ、和平交渉再開で合意している。

(竹内幸史 朝日新聞記者 / 2007年)

出典|(株)朝日新聞出版発行「知恵蔵2015」
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