ハイホラゴケ(這洞苔)(読み)ハイホラゴケ(英語表記)Vandenboschia radicans

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「ハイホラゴケ(這洞苔)」の意味・わかりやすい解説

ハイホラゴケ(這洞苔)
ハイホラゴケ
Vandenboschia radicans

コケシノブ科の常緑性シダ植物で,一名コガネシノブ。分布台湾,中国,ベトナム,タイ,北インドに及ぶ。日本の中部以南の山地の湿ったところに群生する。根茎は紐状,長くはって黒褐色の毛状鱗片におおわれている。葉は長さ 10~25cm,まばらに生える。葉柄と葉身の葉軸に翼がある。葉面は膜質で透き通り,長卵形ないし広披針形で3~4回羽状に深裂する。胞子嚢群は裂片の末端に生じて包膜筒状

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

今日のキーワード

排外主義

外国人や外国の思想・文物・生活様式などを嫌ってしりぞけようとする考え方や立場。[類語]排他的・閉鎖的・人種主義・レイシズム・自己中・排斥・不寛容・村八分・擯斥ひんせき・疎外・爪弾き・指弾・排撃・仲間外...

排外主義の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android