ハリガネムシ類(読み)ハリガネムシるい(その他表記)Gordioidea; hairworm

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「ハリガネムシ類」の意味・わかりやすい解説

ハリガネムシ類
ハリガネムシるい
Gordioidea; hairworm

袋形動物門線形虫綱ハリガネムシ目に属する種類の総称。体長は数 cmから数十 cm,雌は雄よりも大きく,なかには 1mをこすものもある。体は糸状で細長く,体色は白,黄,褐色など種によって異なる。成虫は水中で自由生活をし,交尾し産卵する。卵は水中で孵化して第1期幼生となって水生動物 (ユスリカなどの幼虫) の体内にもぐり込む。その後,第1宿主を捕食する昆虫類 (カマキリ,キリギリス,ゲンゴロウ,コオロギなど) の体内で第2期幼生となり,その体腔内で成長し,成長が終ると宿主の肛門近くの体節間に孔をあけて脱出し,水中に出る。世界に 240種,日本では約 10種が知られている。

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