バイア州(読み)バイア(その他表記)Bahia

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「バイア州」の意味・わかりやすい解説

バイア〔州〕
バイア
Bahia

ブラジル中部東岸,大西洋に面する州。州都サルバドル。ほぼ全域がブラジル高原の東部にあたる山地,高原地帯から成り,その東縁は急崖をなして狭い海岸低地にのぞむ。サンフランシスコ川が西部を南から北へ貫流する。沿岸部では年降水量 1400mmをこえ,一部に熱帯雨林も繁茂するが,西に向って次第に雨が少くなり,内陸部にはカーティンガと呼ばれる落葉性の低木林におおわれた乾燥地帯が広がる。鉱物資源に恵まれ,同国で最も重要な油田地帯として同国の石油生産量の約4分の3を生産するほか,ダイヤモンド,天然ガス,鉛,銅,クロム,重晶石,マンガンマグネサイト,大理石,金,アスベストなど多種にわたる鉱産物がある。植民地時代にプランテーション地帯として開かれた海岸低地を中心に農業が盛んで,主要作物はカカオ,タバコ,ワタ,トウゴマ,サイザルアサなど。内陸部では牧畜が中心。アラゴアス州との州境をなす部分のサンフランシスコ川に大規模な水力発電所が建設されており,その電力を背景に,農畜産物加工のほか,サルバドル,フェイラデサンタナなどに石油精製,セメント製鉄などの工業が立地する。東部を中心に鉄道・道路網が発達。面積 56万 6979km2人口 1180万 1810 (1991推計) 。

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