バラモンジン(婆羅門参)(読み)バラモンジン(英語表記)Tragopogon porrifolius; salsify; oyster plant

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 の解説

バラモンジン(婆羅門参)
バラモンジン
Tragopogon porrifolius; salsify; oyster plant

キク科多年草で,セイヨウゴボウともいう。地中海地方原産で,フランスなど南ヨーロッパで野菜として栽培されるほか各地で野生状態にもなっている。全体はゴボウに似て太い主根が地中に伸び,白色で軟らかく,乳液を出す。茎は直立し無毛。根出葉は固まってつき,茎上葉は披針形全縁で基部は広がり茎を抱く。初夏に,枝先にアザミのような紫色の頭状花を1つずつつける。多肉の太い根は食用とされる。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

今日のキーワード

焦土作戦

敵対的買収に対する防衛策のひとつ。買収対象となった企業が、重要な資産や事業部門を手放し、買収者にとっての成果を事前に減じ、魅力を失わせる方法である。侵入してきた外敵に武器や食料を与えないように、事前に...

焦土作戦の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android