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バンカー・バスター ばんかーばすたー Bunker‐buster

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知恵蔵2015の解説

バンカー・バスター

厚いコンクリートや鋼板で造られた重防護施設(バンカー、掩蔽壕)、地下の施設などを破壊する貫徹力に優れた爆弾、ミサイルの総称。代表的な米空軍のEGBU‐28は長さ5.86m、重量2120kg、慣性・GPS誘導装置とレーザー誘導装置を併用し、目標の手前9kmから投下できる。貫徹力は強化コンクリートで6m、土で30mであり、それ以上の重防護施設や深い場所にある施設の破壊はできないため、長さ6m、重量1万3600kgのMOP(Massive Ordinance Penetrator)が開発中で、2006年から投下実験を開始、07年の実用化が予定されている。B‐52HやB‐2A爆撃機から投下され、圧縮強度5000psi(352kg/平方センチ)のコンクリートなら60m、中硬度の岩盤なら40m、圧縮強度1万psi(704kg/平方センチ)の強化コンクリートでも8mの厚さを貫徹できる。弾頭には2700kgの炸薬を内蔵し、土や岩、コンクリートを通過する際の減速加速度と通過所要時間を測定して、所定の場所に来たと判断した時に爆発させるインテリジェント信管を装備する。B61水素爆弾の弾体をタングステン合金に変え、先端部を尖らせて貫徹力を高めたB61‐11もバンカー・バスター呼ばれる場合がある。

(江畑謙介 拓殖大学海外事情研究所客員教授 / 2007年)

出典|(株)朝日新聞出版発行「知恵蔵2015」
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