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バージニア工科大学銃乱射事件 ばーじにあこうかだいがくじゅうらんしゃじけん

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知恵蔵2015の解説

バージニア工科大学銃乱射事件

2007年4月16日、バージニア州ブラックスバーグのバージニア工科大学で発生した銃乱射事件。容疑者の在米韓国人男子大学生チョ・スンヒ(23歳)は自殺。犠牲者は32人(容疑者を含む)に上り、学校を舞台にした銃乱射事件では、史上最悪のものとなった。事件2日後の、「違法銃に反対する市長連合」の記者会見で、ニューヨークブルームバーグ市長は「バージニア工科大学の悲劇は毎日起きている」と、銃社会アメリカの現状に改めて警鐘を打ち鳴らしたが、本事件の衝撃は、銃規制論議にではなく、むしろ現行の銃購入制度の欠陥是正へと向かった。精神医療施設入院の要ありと裁判所から認定されていたチョ容疑者が、本来なら購入できないはずの銃を合法的に入手していたことから、銃器購入希望者の身元確認に使われる全国犯歴照会システム(NICS)への登録徹底のための州政府への財政支援措置などが、さっそく講じられることになった。全米ライフル協会(NRA)を中心とする銃規制反対派も、銃総量規制に議論が向かうよりはましとして、容認の構え。規制反対派の中には、銃の所持こそが最大の防御策、という従来の主張の正しさが、この事件で証明されたとするものもある。

(井上健 東京大学大学院総合文化研究科教授 / 2008年)

出典|(株)朝日新聞出版発行「知恵蔵2015」
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