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バールーディー al‐Bārūdī

世界大百科事典 第2版の解説

バールーディー【al‐Bārūdī】

1839‐1904
エジプトの軍人,詩人。本名はマフムード・サーミーMaḥmūd Sāmī。軍人として露土戦争に従軍。1881年,エジプト植民地化の窮状打破を目ざすアラービー運動に参加,翌年2月にはアラービーらワタン党メンバーを主力にマフムード内閣を組閣して外国軍事圧力と対決,82年9月アラービー反乱敗北後スリランカ(セイロン島)へ流刑となる。99年帰国後は詩人として活躍し,近代アラブ詩を革新した人物と目された。彼の手になるアッバース朝時代の詩選集《バールーディー詩集》は有名。

出典 株式会社日立ソリューションズ・クリエイト世界大百科事典 第2版について 情報

世界大百科事典内のバールーディーの言及

【アラブ文学】より


[近現代の文学]
 近現代文学は,古典文学の復興をめざす新古典派,これに反発して,自由主義的立場から近代化をはかろうとするロマン派,大衆的基盤に立つ社会主義的写実派の3派によって開花している。新古典派は散文ではムハンマド・アルムワイリヒーMuḥammad al‐Muwayliḥī(1868‐1930)の《イーサー・ブン・ヒシャーム》に見られるようなマカーマート形式の小説を書いたものもあるが,詩により大きな重点をおき,バールーディーal‐Bārūdī(1839‐1904),アフマド・シャウキーAḥmad Shawqī(1932没)などによって,パン・イスラム主義アラブ民族主義の思想がカシーダ形式で表明された。ロマン派ではムハンマド・フサイン・ハイカルMuḥammad Ḥusayn Haykal(1888‐1956)が,アラブ文学史上初の小説《ザイナブ》を1913年に発表した。…

【アラブ文学】より


[近現代の文学]
 近現代文学は,古典文学の復興をめざす新古典派,これに反発して,自由主義的立場から近代化をはかろうとするロマン派,大衆的基盤に立つ社会主義的写実派の3派によって開花している。新古典派は散文ではムハンマド・アルムワイリヒーMuḥammad al‐Muwayliḥī(1868‐1930)の《イーサー・ブン・ヒシャーム》に見られるようなマカーマート形式の小説を書いたものもあるが,詩により大きな重点をおき,バールーディーal‐Bārūdī(1839‐1904),アフマド・シャウキーAḥmad Shawqī(1932没)などによって,パン・イスラム主義アラブ民族主義の思想がカシーダ形式で表明された。ロマン派ではムハンマド・フサイン・ハイカルMuḥammad Ḥusayn Haykal(1888‐1956)が,アラブ文学史上初の小説《ザイナブ》を1913年に発表した。…

※「バールーディー」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

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