パフラゴニア(その他表記)Paphlagonia

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「パフラゴニア」の意味・わかりやすい解説

パフラゴニア
Paphlagonia

小アジア,黒海沿岸の古代地方名。西はビチュニア,東はポントス,南はガラテアに囲まれていた。小アジアのなかでも最も古い国で,ホメロスの『イリアス』のなかにも王ピラエメネスの名がみえ,のち多くの王がその名を称した。前 333年にアレクサンドロス3世 (大王) の手に落ち,その後ポントス,ローマポンペイウス (大ポンペイウス) によって支配され,ローマ帝国後期には小地方に分割された。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

「歓喜の歌」の合唱で知られ、聴力をほぼ失ったベートーベンが晩年に完成させた最後の交響曲。第4楽章にある合唱は人生の苦悩と喜び、全人類の兄弟愛をたたえたシラーの詩が基で欧州連合(EU)の歌にも指定され...

ベートーベンの「第九」の用語解説を読む