パレイドリア(その他表記)pareidolia

改訂新版 世界大百科事典 「パレイドリア」の意味・わかりやすい解説

パレイドリア
pareidolia

精神医学用語。空の雲が大入道の顔にみえたり,古壁のしみ動物に見えたりするように,対象実際とは違って知覚されることをいう。意識が明瞭ないしはほとんど障害されていない状態で起きるもので,批判力は保たれ,それが本当は雲であり,しみであるとわかっている。熱性疾患のときにしばしば体験されるが,ほかにせん妄,LSDなどの薬物酩酊時にも出現する。
執筆者:

出典 株式会社平凡社「改訂新版 世界大百科事典」改訂新版 世界大百科事典について 情報

ローマ法王ともいう。ラテン語 Papaの称号はカトリック教会首長としてのローマ司教 (教皇) 以外の司教らにも適用されていたが,1073年以後教皇専用となった。使徒ペテロの後継者としてキリスト自身の定...

教皇の用語解説を読む