ヒマ人(読み)ヒマじん(その他表記)Hima

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「ヒマ人」の意味・わかりやすい解説

ヒマ人
ヒマじん
Hima

東アフリカ,大湖地域の湖間バンツー語系諸族ガンダ族ニョロ族トロ族アンコーレ族ハヤ族,リガ族などに広く分布している牧畜民。彼らはかつて農耕民であるバンツー系の人々のもとへ浸透してきた,背が高く,皮膚の色の明るいナイル語系の人々であったと考えられるが,今日,その言語はバンツー系に同化し,多くの場合,形質的特徴も区別がむずかしくなっている。しかし,牧畜専従という生活様式の点でバンツー系の農耕民とは異なっている。どの民族集団でも高い威信ある階層を形成している (アンコーレ族では支配カースト) が,全人口に占める割合は小さい。ナイル語系牧畜民の同様な浸透と支配階層形成の例は,ルワンダブルンジなどにおけるツチ人にも認められる。

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とっさの日本語便利帳 「ヒマ人」の解説

ヒマ人

ヒマな人。

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