すべて 

トロ族(読み)トロぞく(その他表記)Toro

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「トロ族」の意味・わかりやすい解説

トロ族
トロぞく
Toro

ウガンダ西部,モブツセセセコ湖 (アルバート湖) の南に住む湖間バンツー語系諸族の一民族。人口約 50万と推定される。今日,多くの者は雑穀類やプランテンバナナ,さつまいもを栽培する農耕民。 1830年頃ニョロ族王族の一王子によってニョロから分離し独立の王国となった。文化的,言語的にニョロときわめて類似している。かつては形質的特徴も異なる牧畜民ヒマ人と農耕民のイル人から成っていたが,高い威信をもつトロの多くはヒマを自称する。社会組織は 150の氏族,亜氏族から成っている。分散した村に住み,出自と相続は父系をたどるが,今日出自集団は地域化していない。半数以上がキリスト教徒となっているが,伝統的信仰も根強く残っている。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

すべて 

2022年度から実施されている高校の現行学習指導要領で必修となった科目。実社会や実生活で必要となる国語力の育成を狙いとし、「話す・聞く」「書く」「読む」の3領域で思考力や表現力を育てる。教科書作りの...

現代の国語の用語解説を読む