ビジネスモデル特許(読み)ビジネスモデルトッキョ(その他表記)business method patent

デジタル大辞泉 「ビジネスモデル特許」の意味・読み・例文・類語

ビジネスモデル‐とっきょ〔‐トクキヨ〕【ビジネスモデル特許】

business model patent》具体的な技術発明ではなく、事業そのものの仕組みや方法を特許化したもの。英語では「business method patent」という。

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知恵蔵 「ビジネスモデル特許」の解説

ビジネスモデル特許

インターネットなどの情報技術を利用した独自のビジネス手法、モデルに関する特許権。1998年、米国でのステートストリート・バンク事件において、ハブ・アンド・スポーク(hub and spoke)と呼ばれる投資管理のビジネス手法が、その有用性を根拠に特許権として認められたことが契機となった。有名なものは、米国プライスライン社の「逆オークション」、アマゾン・ドット・コムの「ワン・クリック」特許など。2000年の約2万件をピークに出願件数は減少傾向で、かつ特許査定率も8%と低く、一時の出願ブームは終息の方向にある。

(桜井勉 日本産業研究所代表 / 2007年)

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ASCII.jpデジタル用語辞典 「ビジネスモデル特許」の解説

ビジネスモデル特許

事業として何を行ない、どこで収益を上げるのかという「儲けを生み出す具体的な仕組み」を特許としてみとめたものが「ビジネスモデル特許」である。特にIT分野に限って認められている。ITの分野では新しいアイデアが事業に直結して、アイデア=利潤という図式が明確であるためである。1998年アメリカでCAFC(連邦巡回区控訴裁判所)がビジネス特許を認める判決を下したことを契機に、各国関心が高まり、日本でも2000年に入ってから出願件数が増加した。

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