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ピッグ・サイクル ピッグサイクル

百科事典マイペディアの解説

ピッグ・サイクル

豚周期とも。ほぼ3年ごとに繰り返される豚肉価格と豚飼養頭数の周期的変動。日本の養豚は多くが零細な副業経営で,豚肉価格の上昇につれて飼い始め,供給過剰で下落すると中止する不安定な経営が多かった。
→関連項目養豚

出典 株式会社日立ソリューションズ・クリエイト百科事典マイペディアについて 情報

世界大百科事典内のピッグ・サイクルの言及

【くもの巣理論】より

…この価格の変動が再び飼育頭数に影響を及ぼす。このようなタイム・ラグをもつ価格と供給量の因果関係により豚肉の価格と供給量の周期的変動が生起することは古くから知られ,ピッグ・サイクルpig cycle(hog cycle)と呼ばれていた。豚肉にかぎらず家畜,野菜など,飼育や栽培の開始が自然条件などにより特定の季節に限定され,収穫までの期間が長く,かつ貯蔵することが困難な商品には,このような周期的変動がみられることがある。…

【農産物市場】より

…これは,零細な生産者が生産計画時の高価格に対応して生産を拡大したとき供給時に供給過剰がひき起こされ,逆に低価格に対応して生産を縮小すると供給不足がひき起こされることによる(〈くもの巣理論〉の項参照)。2~3年周期のエッグ・サイクル,4~5年周期のピッグ・サイクル(アメリカには約10年周期のキャトル・サイクルがある)のように畜産物に多くみられる。ただし野菜や果実では,収量の豊凶による価格変動が大きい。…

【養豚】より

…いも類その他の自然飼料も微々たるもので,生産費中に占める購入飼料費の割合は一貫経営では60%以上を占め,世界的な穀物市況によって養豚の景気が大きく左右される原因となっている。豚肉価格にはピッグ・サイクルといわれる3~4年周期の規則的な価格変動があったが,近年,多頭飼育と一貫経営が一般化するにつれ,顕著な周期性がみられなくなっている。 日本の1人当り豚肉消費量(1990)はアメリカの28.8kg,フランスの36.1kgなどに比べて15.2kgと少ないが,最近は消費が停滞し,飼養頭数の伸び率も鈍化している。…

※「ピッグ・サイクル」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社日立ソリューションズ・クリエイト世界大百科事典 第2版について | 情報

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