ピロカテキン(その他表記)pyrocatechin

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「ピロカテキン」の意味・わかりやすい解説

ピロカテキン
pyrocatechin

ブレンツカテキンピロカテコールともいう。化学式 C6H4(OH)2 。1,2-ジヒドロキシベンゼンに相当する。融点 105℃の板状または柱状晶。昇華しやすく,水蒸気蒸留が可能である。水,アルコール,ベンゼン,エーテルなどに溶け,アルカリ性にすると水によく溶ける。アルカリ性水溶液は酸素を吸収して,すみやかに褐色化する。酸化されやすくアンモニア性硝酸銀やフェーリング液を還元する性質がある。毛皮染色に利用される。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

世界大百科事典(旧版)内のピロカテキンの言及

【カテコール】より

1,2‐ジヒドロキシベンゼンのことで,ピロカテキンpyrocatechine,ピロカテコールpyrocatechol,ドイツ語でブレンツカテキンBrenzcatechinなどともいう。カテキュー(阿仙薬)の乾留の際発見されたので,この名で呼ばれる。…

※「ピロカテキン」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

日本の株式の水準を示す、東京証券取引所第1部225銘柄の平均株価。単位は円。構成銘柄は時価総額の分布の変化などにより、適宜入れ替えられている。現在の形になったのは1985年5月からである。ダウ・ジョー...

日経平均株価の用語解説を読む