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ファイユーム県 ファイユームal-Fayyūm

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

ファイユーム〔県〕
ファイユーム
al-Fayyūm

エジプト中部の県。カイロ南西の大低地にあり,東西 80km,南北 60km。全県が海面下にあり,最低地点は標高-45m。県都はファイユーム。ほかにシヌーリス,イトサー,イブシャワーイなどの都市がある。この地方は長く孤立していたが,1874年ナイル川流域と鉄道で結ばれ,さらにバフルユースフ運河で結ばれたため,肥沃な土壌開発の道が開かれて,1000km2以上の土地が灌漑された。綿花,穀物,ブドウ,オリーブ,イチジク,ナツメヤシ,サトウキビ,蜂蜜などのほか,香水用のバラも産し,ヒツジ,ニワトリ,ハトの飼育も盛ん。工業には,毛織物,リンネル,皮革,たばこの製造が行われ,県北西端のカールーン塩湖 (230km2) はナイル川と運河で連絡し,漁業も盛ん。歴史の古いファイユームやその近くのクロコディロポリスなど古代遺跡も多い。面積 1827km2。人口 172万 (1990推計) 。

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