知恵蔵「ファブレット」の解説
ファブレット
2013年12月現在で、ファブレットに位置付けられるのは、サムソン社の「Galaxy Note 3(画面サイズ5.7インチ)」や、「Galaxy Mega(画面サイズ6.3インチ)」、ソニーモバイルコミュニケーションズ社の「Xperia Z Ultra(画面サイズ6.4インチ)」など。いずれもOS(基本ソフト)はAndroid。
13年秋以降に発売されたスマートフォンの画面サイズは、アップル社「iPhone5s」が4インチ、サムソン社「Galaxy S4」とソニーモバイルコミュニケーションズ社「Xperia Z1」が5インチ。また、小型のタブレットでは、アップル社「iPad mini」が7.9インチ、グーグル社の「Nexus7」が7インチである。ファブレットの画面サイズは、これらの中間に位置する。
大きな画面の方が、多くの情報を閲覧でき、操作しやすいといった理由から、スマートフォンとは別にタブレットを持ち歩く人も少なくない。しかしながら、常時2台持ち歩くことや、それぞれの機器を充電する手間、2重の回線契約料金などに不満を感じる人も多い。ファブレットは、このようなユーザーのニーズに応える製品といえる。
(横田一輝 ICTディレクター / 2013年)
出典 (株)朝日新聞出版発行「知恵蔵」知恵蔵について 情報