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フィダーイー fidā’ī

世界大百科事典 第2版の解説

フィダーイー【fidā’ī】

宗教・政治的目的のために一身を犠牲にして戦う者〉を意味するアラビア語アラムートを本拠としたイスマーイール派ニザール派において,主命により一身を賭して同派の宗教・政治上の敵を暗殺した者を指した。フィダーイーによりセルジューク朝の宰相ニザーム・アルムルクをはじめ多くの名士たちが暗殺された。彼らは使命に赴く前に麻薬ハシーシュ(大麻)を飲まされたとも伝えられるが確証はない。 近年パレスティナ人コマンドは,自らをフィダーイーと呼んでいる。

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世界大百科事典内のフィダーイーの言及

【ダイラム】より

…11世紀の末には,ダイラム地方の中心地アラムートAlamūtがニザール派のハサン・サッバーフの手に落ち,フレグのモンゴル軍に滅ぼされるまで難攻不落を誇った。ニザール派教団の刺客フィダーイーとなったダイラム人も多い。【清水 宏祐】。…

※「フィダーイー」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

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