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フェザーン Fezzan

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

フェザーン
Fezzan

アラビア語ではファザーン Fazzān。リビア南西部,サハラ砂漠の一部を占める砂漠地方名。面積約 55万 km2。南部はチャド,ニジェール,西部はアルジェリアの国境に接する。北部の一部と,散在するオアシスのみが農耕可能。住民はアラブ人のほか,ベルベル人,黒色人種で,約8万人が遊牧生活をおくると推定されるが確かではない。ナツメヤシを多産し,主食とするほか,キレナイカ地方に移出する。中央部のオアシス地帯は,古代からサハラ横断隊商路にあたり,サブハーまではトリポリからの定期バス便がある。前1世紀にローマの支配下におかれ,ファザニアと呼ばれたが,7世紀からアラブの諸王朝が支配,1842年にオスマン帝国の統治下に入った。 1912年にイタリア領とされたが,第2次世界大戦中にフランスの軍政下に入り,自治州として 51年リビア連合王国に加わった。 63年単一国家成立後に解消。

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