フェーブス(その他表記)Phöbus

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「フェーブス」の意味・わかりやすい解説

フェーブス
Phöbus

ドイツの劇作家ハインリヒ・フォン・クライストが友人アダム・ミュラードレスデン共同編集した月刊文芸誌。 1808年1月~09年2月に 12号まで発行。ゲーテらの寄稿を得られず,ほとんど2人で執筆,クライストの『ミヒャエル・コールハース』『こわれ甕』 (一部) なども掲載された。

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世界大百科事典(旧版)内のフェーブスの言及

【ミュラー】より

…友人ゲンツFriedrich Gentzを通じて,E.バークの保守主義の影響をうけ,ベルリンのロマン主義者の仲間に入る。1808年クライストとともに雑誌《フェーブスPhöbus》を発刊,ドイツ・ロマン主義者の代表者となった。主著《国家学要綱》3巻(1809)では,啓蒙主義的国家観を排し,国家有機体説を鼓吹した。…

※「フェーブス」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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