フライヤー精紡機(読み)フライヤーせいぼうき

百科事典マイペディア 「フライヤー精紡機」の意味・わかりやすい解説

フライヤー精紡機【フライヤーせいぼうき】

フライヤーflyerと呼ぶ二叉(ふたまた)の金具片腕に糸を通し,これを回転させて加撚を行う精紡機毛羽のない糸ができ,梳毛(そもう)・麻糸紡績などに用いる。この精紡機から延伸部を除いた形のフライヤー機構は,各種の糸の撚糸機としても使われる。

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改訂新版 世界大百科事典 「フライヤー精紡機」の意味・わかりやすい解説

フライヤー精紡機 (フライヤーせいぼうき)

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世界大百科事典(旧版)内のフライヤー精紡機の言及

【精紡機】より

…連続式には多くの加撚(かねん)方法がある。(1)フライヤー精紡機 最も古いもので,現在は麻糸または太い羊毛の紡績に用いられる(図a)。(2)キャップ精紡機 梳毛(そもう)糸紡績用の一部で用いられ,生産能率は高いが,上質の糸の紡績に適しない(図b)。…

【紡績機械】より

…スピンドル(ボビン)回転数が一定のとき,撚り数(Pの回転数)が多いときは巻取速度が小さくなる。Pをボビンとは独立に回転するフライヤーにしたものがフライヤー精紡機である。ミュール精紡機では,糸(P)をボビンと同一速度で回転して撚りをかけた後,Pが静止した状態で糸を巻き取る(紡錘車と同じ)。…

※「フライヤー精紡機」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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