山川 世界史小辞典 改訂新版 「フランデレン」の解説
フランデレン
Vlaanderen[オランダ],Flandre[フランス],Flanders[英]
ベルギーの西部,オランダ南西部,フランス北東部一帯の地方。9世紀に伯領が置かれ,11世紀頃から毛織物工業が発達してヘント,ブリュッヘなどの都市が繁栄し,美術においても優れた画家を輩出した。15世紀にハプスブルク家領となり,オランダ独立後もハプスブルク領に留まったが,1830年のベルギー独立によってベルギーとフランスに分かれた。ベルギー独立後はオランダ語の公用語としての採用を求める言語戦争が激しく戦われた。
出典 山川出版社「山川 世界史小辞典 改訂新版」山川 世界史小辞典 改訂新版について 情報