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フルン(扈倫)四部 フルンしぶHūlun Gurun

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

フルン(扈倫)四部
フルンしぶ
Hūlun Gurun

中国,明末清初に吉林省一帯に勢力を有していた女直人の部族国家。フルングルンは満州人の呼称で,漢語では海西女直という。ウラ (鳥拉) ,ホイファ,エホ (葉赫) ハダ (哈達) の四部から成るため,フルン四部という。明末に建州女直,野人女直とともに女直の三大勢力であり,ヌルハチ (奴児哈赤) が建州女直を統合するとこれに対抗し,明朝の政策上行われた海西女直への援助もあって,ヌルハチの女直族統一の最大の障害となった。しかし,四部の結束は必ずしも強固なものでなく,17世紀初めにかけて次々に討伐され,四部のなかで最強を誇ったエホが天明4 (1619,明の万暦 47) 年に滅亡し,海西女直はすべてヌルハチの支配下に入った。

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