ブライト‐ウィグナーの式(英語表記)Breit-Wigner formula

法則の辞典 の解説

ブライト‐ウィグナーの式【Breit-Wigner formula】

原子核入射粒子と反応して,励起準位に励起された後に別の粒子pを放出したときの断面積を与える公式.

σ(xy) をXxyY なる核反応の断面積だとすると,入射粒子 x(角運動量をゼロとする)のエネルギーE であるときの共鳴断面積,E0 は共鳴のピークにおける入射粒子のエネルギー,λ は入射粒子のド=ブロイ波長,Γ は共鳴の全準位幅(つまり共鳴ピークの半値幅)が与えられれば,

で求めることができる.実際には二つ以上の共鳴準位が重なってもっと複雑となる場合もある.

出典 朝倉書店法則の辞典について 情報

今日のキーワード

部分連合

与野党が協議して、政策ごとに野党が特定の法案成立などで協力すること。パーシャル連合。[補説]閣僚は出さないが与党としてふるまう閣外協力より、与党への協力度は低い。...

部分連合の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android