プシュケ(その他表記)Psychē

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「プシュケ」の意味・わかりやすい解説

プシュケ
Psychē

ギリシア語で「いのち」「霊魂」を意味する語。ホメロスでは「いき」「呼吸」の意として用いられたが,古典期には生命原理一般,特に人間的生命の主体としての霊魂活動として考えられるにいたった。聖書ではパウロ書簡でプシュケは生命原理,プネウマは霊の意として用いられている。文学ではローマの文人アプレイウスの『黄金のロバ』のエピソードのなかに,クピド (→エロス ) に恋される美しい少女として語られている。造形的にはヘレニズム期以後,ちょうの羽をもった美少女の姿で表わされる。

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