プレー式噴火(読み)プレーしきふんか

最新 地学事典 「プレー式噴火」の解説

プレーしきふんか
プレー式噴火

Peléean eruption

Pelée火山の1902年,29~32年の噴火で代表されるような,爆発的で熱雲を伴う型式の噴火。まず山頂火口溶岩円頂丘が形成され,その斜面の一部に爆発が起こり,高温の溶岩の破片側方に射出される。岩片は細粒物質と一団となり熱雲となって山腹を高速で流下する。プレー式噴火は粘性の高い安山岩~デイサイト質のマグマに特徴的である。広義には主として火砕流を噴出する噴火を総括,1902年のSoufrière火山・12年のKatmai火山・1883年のKrakatau火山の噴火なども含まれたが,かえって混乱し,今はあまり使われない。

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関連語 プレー火山

百科事典マイペディア 「プレー式噴火」の意味・わかりやすい解説

プレー式噴火【プレーしきふんか】

火山の噴火形式の一つ熱雲噴火型。西インド諸島のマルティニク島にあるプレー火山の1902年の噴火のとき初めてこの型が発見された。きわめて粘性に富んだ溶岩が溶岩尖塔(せんとう)などの形で押し出され,爆発と同時に熱雲が山腹を流下する。最も危険の多い型。
→関連項目噴火

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世界大百科事典(旧版)内のプレー式噴火の言及

【噴火】より

…しかしこれらの火山でも,まったく別種の噴火活動がまれでなく起こり,用語の定義がきわめてあいまいになっている。またいわゆるプレー式噴火は,西インド諸島マルティニク島のプレー火山で見られた小規模火砕流の噴出を指す。スルツエイ式噴火は浅い海底噴火により大量の細粒火山灰を他の火砕物とともに噴出する様式をいい,ウルトラブルカノ式噴火は水蒸気爆発とほぼ同義で,マグマから直接由来した岩片を含まないものをいう。…

※「プレー式噴火」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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