ヘリウム三(読み)ヘリウムサン

デジタル大辞泉 「ヘリウム三」の意味・読み・例文・類語

ヘリウム‐さん【ヘリウム三】

ヘリウム安定同位体質量数3。原子核は陽子2個と中性子1個からなる。中性子検出器に用いられるほか将来核融合炉が実現した時の燃料として期待されている。

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世界大百科事典(旧版)内のヘリウム三の言及

【液体ヘリウム】より

…このため,沸点が低いばかりでなく,高い圧力をかけないかぎり絶対零度まで固化することはない。ヘリウムには,天然に存在するヘリウム44Heと,核反応を利用してリチウムLiから作られる同位体のヘリウム33Heとがあり,1気圧での沸点は4Heが4.21K,3Heが3.19Kで,また固化に必要な圧力はそれぞれ25.0気圧と28.9気圧である。4Heの液体,液体ヘリウム4は2.172K(0.0497気圧)で粘性が消失する超流動状態に転移する。…

※「ヘリウム三」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」