ベルツエルウィン・フォン(読み)ベルツ エルウィンフォン(英語表記)Baelz Erwin von

20世紀日本人名事典 の解説

ベルツ エルウィン・フォン
ベルツ エルウィンフォン
Baelz Erwin von

07の医師,医学者 東京帝大医科大学教師。



国籍
ドイツ

生年
1849年1月13日

没年
1913年8月31日

出生地
シュワーベン

学歴〔年〕
テュービンゲン大学医学部,ライプツィヒ大学臨床医学〔1872年〕卒

学位〔年〕
医学博士

主な受賞名〔年〕
勲一等瑞宝章(日本)〔1900年〕,旭日大綬章(日本)〔’05年〕

経歴
1876年(明治9年)明治政府に招かれて来日。東京医学校(のちの東京大学医学部)教師として生理学・精神科・産婦人科・内科を担当。本郷のお雇い外国人教師館に住む。1887年頃、荒井はつ(のち花と呼ばれた)と結婚。1890年明治天皇および皇太子嘉仁親王の侍医に就任。1902年東大を退官し、宮内省御用掛を務める。’05年帰国、シュトゥットガルトに住み、熱帯病理学会会長、人類学会東洋部長などを歴任。’08年日本を再訪。在日中は日本の風土病に注目し、脚気の研究や温泉の効用を発表、また日本文化の研究にも従事した。著書に「ベルツの日記」「日本鉱泉論」などがある。

出典 日外アソシエーツ「20世紀日本人名事典」(2004年刊)20世紀日本人名事典について 情報