ベートーベン記念館(読み)ベートーベンきねんかん

世界の観光地名がわかる事典 「ベートーベン記念館」の解説

ベートーベンきねんかん【ベートーベン記念館】

オーストリアの首都ウィーン北郊のハイリゲンシュタットにある、ベートーベン(1770~1827年)が住んだ家。この家が記念館として公開されている。◇この家は「遺書の家」とも呼ばれている。ドイツのボンに生まれた彼は、18世紀末にウィーンに移り住み、たびたび住居を変えながら数々の名作を遺した。ウィーンにはベートーベンゆかりの地が数多く残っているが、最も有名なのがウィーン市街の北のハイリゲンシュタットである。1802年、ここに住んだ31歳のベートーベンは、ますますひどくなる難聴と恋の破綻から遺書をしたためるほどの絶望に陥るが、立ち直り、この家で数々の名作を作曲した。ここが「遺書の家」と呼ばれるのは、彼の死後、甥のカールと弟のヨハンに宛てた2通の遺書(ハイリゲンシュタットの遺書、Heiligenstädter Testament)が発見されたことによる。館内には、この遺書のほか、遺髪やピアノ、スコア(楽譜)、葬儀のようすを描いた絵などが展示されている。

出典 講談社世界の観光地名がわかる事典について 情報

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