ペンシルロケット(英語表記)pencil rocket

朝日新聞掲載「キーワード」の解説

ペンシルロケット

糸川英夫・東大教授(当時)の主導で開発された全長23センチで鉛筆のような形の超小型ロケット。当時の日本にはレーダーによるロケット追尾技術はなかったため、空へ打ち上げずに水平方向に発射した。飛行経路に紙や電線で作った計測機器を並べて約15メートル飛ばし、それを突き破らせることで速度や飛行経路を確認した。1955年4月12~23日の29機の試射は全て成功し、その後の日本のロケット開発の原点となった。

(2016-04-13 朝日新聞 朝刊 東京四域・1地方)

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世界大百科事典内のペンシルロケットの言及

【宇宙開発】より

…アメリカのG.K.オニールの提案したスペースコロニーはその代表的なものであり,これらが行われるようになって,初めて宇宙開発はほんとうに開発という意味をもつことになる。
【日本の宇宙開発】
 日本の宇宙を目ざしたロケット研究は,1955年東京大学生産技術研究所の糸川英夫のグループによるペンシルロケットの打上げに始まる。このロケットは直径1.8cm,長さ23cmの固体ロケットで,都下国分寺で水平発射実験を繰り返して,ロケットの基本的な特性を明らかにしていった。…

※「ペンシルロケット」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社世界大百科事典 第2版について | 情報

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