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ポイント・カウンター ポイントカウンターpoint counter

岩石学辞典の解説

ポイント・カウンター

岩石薄片を用いて鉱物容量比を測定する機器の一種.トムプソンの研究から各鉱物の岩石内の体積比率は薄片上のその鉱物の任意の点の比率に等しいことがわかったので,グレゴレフは最初に岩石学の目的でポイント・カウンターを製作したが,あまり注目されなかった[Glagolev : 1931, 1933, 1934].シェイズは比較的安価なポイント・カウンターを作った[Chayes : 1949].ポイント・カウンターでは顕微鏡下で縦横二方向に小刻みに一定間隔で移動できるメカニカル・ステージ(mechanical stage)の上に岩石薄片をのせて,移動した碁盤の目に相当する位置の鉱物種を種類別に集計する.必要な面積を測定した後に全部の数を集計し,各鉱物の種類別の数を割ることによって体積比が求められる.日本ではシェイズのポイント・カウンターを森本良平が持ち帰り,鈴木淑夫が同様のものを数台製作した.その後日本では広く普及し,この方法では電動式の機械がSwift社から発売されるなど,現在の鉱物容量比の測定では主流となっている.誤差についてもシェイズの詳しい研究があり非常に簡便な方法である[Chayes : 1956].しかし測定には十分な顕微鏡観察と鉱物同定の技術が必要である.顕微鏡観察を行わずにEPMAによる方法もあるが,まだ一般的でない.

出典|朝倉書店岩石学辞典について | 情報

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