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鉱物容量比 こうぶつようりょうひ mode, modal composition

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岩石学辞典の解説

鉱物容量比

岩石を構成する鉱物の量比をモード(mode)といい,鉱物成分を定量的に表したものである.鉱物量比を表すには容量比の場合と重量比の場合がある.かつては岩石を破砕して各鉱物種に分離して重量を測定したことがあったが,これは片刃があり,分離も完全ではなく非常に不正確である.実際に鉱物量比の測定には容量比の測定が行われている.1848年にデレーズは顕微鏡を用いて岩石の断面の図形面積から立体の体積を量的に推定する方法を考えた[Delesse : 1848].ソルビは岩石の構造の拡大像を紙の上に投射し,透写(trace)したものを切り抜いて重量を測定し,各鉱物種の体積分率を求めた[Sorby : 1856].この方法はその後面積計(planomater)が用いられた.ロシワルは線解析(lineal analysis)の原理を導入し,集合体の中のいくつかの成分の体積の比率は,その構造を突き抜ける一本の任意な線と交わって生じる線分の長さの比率に等しいことを示した[Rosiwall : 1898].さらにトムプソンは点計数(point counting)の方法を導入し,集合体中のいくつかの成分の体積比率と,その構造に対して作られた任意の二次元断面内の任意の点の分率に等しいことを示した[Thompson : 1930].
結局,岩石中の鉱物の体積分率は次のようになる.

現在は鉱物容量比の測定は,点の数による測定が行われている[Dehoff & Rhines : 1968,諏訪 : 1977].

出典|朝倉書店
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