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ポリウレタン繊維 ポリウレタンせんいpolyurethane fibre

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

ポリウレタン繊維
ポリウレタンせんい
polyurethane fibre

ウレタン結合 (-NHCOO-) をもつ重合体ポリウレタンを主として含む長鎖状合成高分子紡糸して得られる合成繊維。きわめて伸縮性に富み,スパンデックスの一般名で知られる。 1940年頃ドイツ,日本 (星野敏雄) で開発され,それぞれパーロンU,ポルランと名づけられた。またアメリカでもデュポン社が 60年ライクラの商品名で,ルーバー社がバイレンの商品名で,相次いで工業生産を始めた。伸縮性のほか耐摩耗性,耐薬品性がよく,染色性も良好。衣料用として用途が広く,ブラジャーコルセットなどの婦人用下着,スポーツ着,サポーター,包帯などに使われる。

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世界大百科事典 第2版の解説

ポリウレタンせんい【ポリウレタン繊維 polyurethane fiber】

ポリウレタンはウレタン結合で結ばれた高分子であるが,その繊維はスパンデックス繊維(弾性繊維)である。ソフトセグメントと呼ばれる非常に柔軟なゴム状の長い部分と,ハードセグメントと呼ばれる強い分子間力をもつ堅い部分が1本の高分子主鎖を形成している。通常は丸まった状態にあるソフトセグメントは,延ばされると伸びきった状態にまでなることができて,力が解放されると元に戻る(〈化学繊維〉の項参照)。ソフトセグメントはポリテトラヒドロフランから成り,その両末端にイソシアナート基をつけて次のようなポリマーをつくり, OCNRNHCOO(CH2CH2CH2CH2O)n・  OCONHRNCOこれとジアミン,たとえばヒドラジンNH2NH2と反応させて,図に示すような高分子をつくる。

出典 株式会社平凡社世界大百科事典 第2版について 情報

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