共同通信ニュース用語解説 「ポル・ポト派」の解説
ポル・ポト派
カンボジア共産党が母体で、クメール・ルージュとも呼ばれた。1975年に親米ロン・ノル政権を倒し、最高指導者のポル・ポト首相(当時)の下、極端な共産主義政策を展開。政治犯を虐殺したほか、貨幣制度や学校教育、宗教、家庭などの社会制度を否定し知識人を粛清。都市住民を地方に移住させ、強制労働などで死に追いやった。ベトナム軍の侵攻で79年にポル・ポト政権は崩壊したが、タイ国境地帯などで抵抗を続け、内戦が長期化。98年のポル・ポト氏死亡後、投降が相次ぎ99年に消滅した。(共同)
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