マッカーサー書簡(読み)マッカーサーしょかん

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「マッカーサー書簡」の意味・わかりやすい解説

マッカーサー書簡
マッカーサーしょかん

対日占領政策を転換し,日本の再軍備を命じた連合国最高司令官 D.マッカーサー元帥の書簡。 1950年6月 25日,朝鮮戦争が勃発し,日本国内の共産党対策に忙殺された GHQは,朝鮮戦争を共産主義者の南朝鮮大挙侵入とみて,マッカーサーの吉田茂首相あて同7月8日付書簡をもって,日本国内の治安を維持するために,警察力補充の目的で7万 5000人の警察予備隊創設を命じ,同8月 10日,予備隊設置に関する政令とともに同隊が発足するにいたった。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

関連語 対日占領政策

1969年から続く英国の文学賞「ブッカー賞」の翻訳書部門で、他言語から英語に翻訳された優れた作品に贈られる。翻訳者の仕事を重視し、賞金5万ポンド(約970万円)は作家と翻訳者で折半される。2005年...

国際ブッカー賞の用語解説を読む