マルチ栽培(読み)マルチさいばい(その他表記)mulch culture

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「マルチ栽培」の意味・わかりやすい解説

マルチ栽培
マルチさいばい
mulch culture

野菜の生育しているあぜの上などをポリフィルムやビニルフィルムなどで被覆して栽培する方法。被覆することにより地温が高まり,雑草の発生を押え,また蒸発が押えられるので灌水日数を少くできるなど利点多くいちご,きゅうりをはじめ多くの野菜類の栽培に採用されている。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

世界大百科事典(旧版)内のマルチ栽培の言及

【移植】より

…畝は排水を良好にすること,土壌温度を上げること,管理作業を容易にすることなどに効果がある。最近は,畝にビニルフィルムをマルチしてから移植するマルチ栽培が普及してきた。マルチ栽培は畝の保温,土壌水分の維持に効果があるのでサツマイモ,タバコ,ナス,キュウリなどの促成栽培にとり入れられている。…

※「マルチ栽培」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

「歓喜の歌」の合唱で知られ、聴力をほぼ失ったベートーベンが晩年に完成させた最後の交響曲。第4楽章にある合唱は人生の苦悩と喜び、全人類の兄弟愛をたたえたシラーの詩が基で欧州連合(EU)の歌にも指定され...

ベートーベンの「第九」の用語解説を読む