ミカヅキモ(三日月藻)(読み)ミカヅキモ(英語表記)Closterium

  • ミカヅキモ(三日月藻) Closterium

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

藻類接合藻類ホシミドロ目チリモ科の藻類。湿原のたまり水,湖沼などで比較的きれいな水中に発生する。藻体は単細胞両端がとがった角形で,三日月によく似ている。細胞は長さ 100~800μm,中央にがあり,上下対称的な構造であるが,中央部にくびれはみられない。全世界に分布しており,日本から 80以上の種が知られている。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

世界大百科事典 第2版の解説

単細胞性の接合藻類の1属で,体は細長くて両端がとがり,全体は三日月形に湾曲する(イラスト)。中央部にくびれはないが,体の左右の部分は半細胞と呼ばれる。葉緑体は長軸から稜線を数個放射状に突出させた形状で,半細胞に1個ずつ,計2個あり,核はそれらを連結する中央部に1個ある。ピレノイドは数個あって,長軸に沿って位置することが多い。無性生殖は細胞中央部で横分裂が起こり,2個の細胞ができることによる。分離した半細胞はそれぞれ新たに足らない半細胞をつくりだす。

出典 株式会社平凡社世界大百科事典 第2版について 情報

今日のキーワード

ロジ担

《「ロジ」は「ロジスティクス」の略。「後方支援担当」の意》日本の外務省で、国際会議などの舞台裏の庶務担当者をいう。政府首脳の外国訪問の際の宿舎、乗り物の手配なども担当する。...

続きを読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android