緑虫植物(読み)みどりむししょくぶつ

精選版 日本国語大辞典 「緑虫植物」の意味・読み・例文・類語

みどりむし‐しょくぶつ【緑虫植物】

  1. 〘 名詞 〙 下等植物藻類の一門。真正核と色素体を持つ。大部分は一~三個の鞭毛(べんもう)をもつ運動性単細胞。時にパルメラ状のコロニーを作るものがある。クロロフィルa、およびb、β(ベータ)カロチンキサントフィルの同化色素を持ち独立栄養を営む。細胞分裂によって殖え、有性生殖は不明。緑藻植物門の一綱として扱われることもある。

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

世界大百科事典(旧版)内の緑虫植物の言及

【植物】より

…黄藻,橙藻,褐藻の3群は,鞭毛の構成やクロロフィルacをもつ性質などで共通しており,藻類のうちではまとまった一群である。ミドリムシ ミドリムシ植物ともいう。鞭毛をもった単細胞体で,細胞壁はない。…

※「緑虫植物」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

今日のキーワード

苦肉の策

敵を欺くために、自分の身や味方を苦しめてまで行うはかりごと。また、苦しまぎれに考え出した手立て。苦肉の謀はかりごと。「苦肉の策を講じる」...

苦肉の策の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android