ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「ミニエ」の意味・わかりやすい解説
ミニエ
Minié, Claude-Étienne
[没]1879.12.14. パリ
フランスの軍人で兵器発明家。応召兵として入隊し,1858年陸軍大佐で退役。1849年大尉だった頃,弾底部が中空の尖頭長円形のミニエ弾を発明し,その弾丸を用いる施条銃を開発した。ミニエ弾はイギリスで賞金を受け,1852年フランス軍に採用された。この弾丸は精確度と射程において画期的進歩をもたらし,薬莢つき弾丸ができるまでヨーロッパとアメリカで広く用いられた。
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