ミヤマメシダ

百科事典マイペディア 「ミヤマメシダ」の意味・わかりやすい解説

ミヤマメシダ

メシダ科の夏緑性シダ。北海道,本州中部以北の亜高山帯の林中や草原にはえる。葉は大きな株状の地下茎の先に漏斗(ろうと)状に集まり,長さ1m以上,柔らかい草質で3回羽状に深裂,葉柄には著しくねじれる黒色鱗片がある。全体にオシダに似るが,葉が弱い感じとなる。葉柄鱗片が茶褐色でねじれない近縁エゾメシダと合わせて,メシダということもある。

出典 株式会社平凡社百科事典マイペディアについて 情報

世界大百科事典(旧版)内のミヤマメシダの言及

【メシダ】より

…山地の林下に生じるシダ植物メシダ科の多年草。広義のメシダはエゾメシダとミヤマメシダをさし,狭義にはエゾメシダA.brevifrons Nakaiをさす。エゾメシダは夏緑性。…

※「ミヤマメシダ」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

今日のキーワード

ドクターイエロー

《〈和〉doctor+yellow》新幹線の区間を走行しながら線路状態などを点検する車両。監視カメラやレーザー式センサーを備え、時速250キロ以上で走行することができる。名称は、車体が黄色(イエロー)...

ドクターイエローの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android