山川 世界史小辞典 改訂新版 「ミル(ジェームズ)」の解説
ミル(ジェームズ)
James Mill
1773~1836
イギリスの経済学者。スコットランド出身。ベンサム,リカードと交流し,功利主義思想を主唱した。この立場から書かれた彼の大著『イギリス領インド史』(1817年)では,インド文明の後進性が強調され,法の整備の必要が説かれた。同著の出版後,17年間にわたりイギリス東インド会社に勤務した。著名な経済学者,J.S.ミルの父でもある。
出典 山川出版社「山川 世界史小辞典 改訂新版」山川 世界史小辞典 改訂新版について 情報