ムスカット(その他表記)Meuseukat

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「ムスカット」の意味・わかりやすい解説

ムスカット
Meuseukat

インドネシアスマトラ島舞踊。1世紀頃,アチェに到来したイスラム宣教師によって創作されたといわれる。座ったままで横一列に並んだ女性が,手をたたきながらアラーと叫び,両手を上にあげ,腰におく動作を繰返す。かつての植民地統治時代には,怪しげな言葉民衆を惑わすといって禁じられたことがあった。今日では,芸術性をもった舞踊として演じられている。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

今日のキーワード

苦肉の策

敵を欺くために、自分の身や味方を苦しめてまで行うはかりごと。また、苦しまぎれに考え出した手立て。苦肉の謀はかりごと。「苦肉の策を講じる」...

苦肉の策の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android