メタ・ミュージック(英語表記)meta-music; Metamusik

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「メタ・ミュージック」の意味・わかりやすい解説

メタ・ミュージック
meta-music; Metamusik

音楽自体を対象として,その基礎づけを行なう音楽のことで,音楽とは何かという問題,あるいは音楽が成立する場とは何かという問題について積極的な問いかけをはらんだ音楽のことを指す。もともと西ドイツの作曲家たちが用い始めたもの。芸術化された西洋音楽枠組みにとどまらず,巨視的な視点から非西洋的音楽,あるいは民俗音楽における音楽の在り方を取り入れた作品によって,根源的な問題提起をする場合が多い。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

今日のキーワード

焦土作戦

敵対的買収に対する防衛策のひとつ。買収対象となった企業が、重要な資産や事業部門を手放し、買収者にとっての成果を事前に減じ、魅力を失わせる方法である。侵入してきた外敵に武器や食料を与えないように、事前に...

焦土作戦の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android