メーヌエロアール県(読み)メーヌエロアール(英語表記)Maine-et-Loire

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「メーヌエロアール県」の意味・わかりやすい解説

メーヌエロアール〔県〕
メーヌエロアール
Maine-et-Loire

フランス西部,ペイドラロアール地域 (レジオン) の県。旧アンジュー州の大部分とツーレーヌ州の一部とから成る。県都アンジェ中部ロアール川が西流し,アンジェ付近で南流するメーヌ川がこれに合流する。流域の平野部では肥沃耕地が開け,野菜,果樹苗木などが栽培される。東部でワインを産し,北西部ではシードル用のリンゴ栽培が行われるほか,鉄鉱石の産もある。アンジェ南東のトレラゼではスレートを産し,全国生産の4分の3を占める。アンジェは美しい古都で 13世紀の城や大聖堂,絵画やタペストリーを蔵する博物館がある。面積 7166km2。人口 70万 5882 (1990) 。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

今日のキーワード

排外主義

外国人や外国の思想・文物・生活様式などを嫌ってしりぞけようとする考え方や立場。[類語]排他的・閉鎖的・人種主義・レイシズム・自己中・排斥・不寛容・村八分・擯斥ひんせき・疎外・爪弾き・指弾・排撃・仲間外...

排外主義の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android