モミジバスズカケノキ(読み)モミジバスズカケノキ(その他表記)Platanus acerifolia

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「モミジバスズカケノキ」の意味・わかりやすい解説

モミジバスズカケノキ(紅葉葉鈴懸木)
モミジバスズカケノキ
Platanus acerifolia

スズカケノキ科の落葉高木。アジア産のスズカケノキと北アメリカ産のアメリカスズカケノキ交配種で,両母種の中間的な形態をしている。公園樹や街路樹として世界の温帯各地で広く栽植され,日本でもいわゆるプラタナスとして植えるのは大部分がこの雑種である。樹高 30mになるが,栽植されるものは通常 10m以下である。カエデバスズカケノキともいう。 (→スズカケノキ〈鈴懸木〉 )

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世界大百科事典(旧版)内のモミジバスズカケノキの言及

【スズカケノキ(篠懸の木)】より

…北アメリカ東部に分布し,日本には1900年に入ったが,あまり広められていない。日本で最も多く植栽されるのはモミジバスズカケノキ(一名カエデバスズカケノキ)Phispida Muench(=Pacerifolia Willden.)(英名London plane)で,スズカケノキとアメリカスズカケノキの雑種といわれ,樹皮は灰緑色で鹿の子まだらにはげ,葉の切れ込みは両種の中間で全形がカエデの葉に似る。集合果は1~2個ずつ垂れる。…

※「モミジバスズカケノキ」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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