プラタナス

精選版 日本国語大辞典 「プラタナス」の意味・読み・例文・類語

プラタナス

  1. 〘 名詞 〙 ( [ラテン語] platanus の英語読み ) スズカケノキ科スズカケノキ属の落葉高木数種の総称。南ヨーロッパ・北アメリカ・メキシコおよびインド原産で、日本ではカエデバスズカケノキが街路樹・庭木として栽植される。樹皮はまだらに縦に裂け、葉は掌状で大きい。春、長い柄の先に垂れ下がった球状の頭状花序に淡黄緑色の小花が咲く。果実は球状の集合果で長毛に包まれる。スズカケノキ・アメリカスズカケノキなどがある。プラターン。

▼プラタナスの花 《 季語・春 》

  1. [初出の実例]「南北両通路なるプラタニュースの行樹を囲みて」(出典:風俗画報‐二七五号(1903)園遊会)

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日本大百科全書(ニッポニカ) 「プラタナス」の意味・わかりやすい解説

プラタナス
ぷらたなす
[学] Platanus

スズカケノキ科(APG分類:スズカケノキ科)スズカケノキ属(プラタナス)の総称。北半球に10種あり、日本ではスズカケノキ、アメリカスズカケノキ、モミジバスズカケノキなどを街路樹にする。

小林義雄 2020年4月17日]

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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「プラタナス」の意味・わかりやすい解説

プラタナス

「スズカケノキ(鈴懸木)」のページをご覧ください。

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世界大百科事典(旧版)内のプラタナスの言及

【スズカケノキ(篠懸の木)】より

…スズカケノキの仲間は,やせ地や低湿地でもよく生長し,公害に強く,刈込みにも耐えるので,世界の温帯で広く植栽される。日本でもプラタナス(英名plane tree)と総称して明治40年ごろから挿木で広がり始め,今日各地で街路樹としてはイチョウと並んで最も多く用いられている。材は強硬で,原産地では家具や器具材にも利用される。…

※「プラタナス」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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