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ランジュバン関数 ランジュバンかんすうLangevin function

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

ランジュバン関数
ランジュバンかんすう
Langevin function

P.ランジュバン常磁性の古典統計理論で導入した関数 Lx)=coth x-(1/x)のこと。大きさが一定で方向が自由な電気双極子モーメント p をもった原子からなる系に,一定方向に一様な強さ E の電場をかけると,絶対温度 T のとき,1原子あたりの平均の双極子モーメントの電場方向の成分は pLpE/kT)になる。kボルツマン定数である。電気双極子の代わりに磁気モーメントμを考え,電場の代わりに強さ H の磁場をかけると,平均の磁気モーメントの磁場方向の成分はμL(μH/kT)になる。x が小さいとき Lx)≒x/3,x が大きくなると Lx)≒1である。

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世界大百科事典内のランジュバン関数の言及

【ランジュバン】より

…かたわら,1904年からP.キュリーの後任としてパリ物理化学学校でも教え,のちには校長を兼任,28年にはH.A.ローレンツの後任として,ソルベー会議の議長もつとめた。常磁性と反磁性の研究で知られ,常磁性の磁化率を表す関数(ランジュバン関数)を導入,このほか気体や液体や誘電体中でのイオンの研究,ブラウン運動に関する研究もある。第1次大戦中には,潜水艦探知用の音波探知機の開発にも従事した。…

※「ランジュバン関数」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社世界大百科事典 第2版について | 情報

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