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ラートリー Rātrī

日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

ラートリー
らーとりー
Rtr

古代インドの女神。夜を神格化したもの。インド最古の聖典『リグ・ベーダ』において、この女神は暁紅(ぎょうこう)の女神ウシャスの姉妹とされ、しばしば一対の神としてたたえられる。ウシャスと同じく天の娘とよばれ、また不死の女神とよばれる。この女神は星々を目とし、あらゆる美を身につけ、広大な空間を満たし、光明により暗黒を払うという(この場合は星明かりの夜)。古代インドの人々はこの女神に夜間の安全を祈願した。[上村勝彦]

出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例

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