最新 地学事典 「リス氷期」の解説
リスひょうき
リス氷期
Riss glacial Stage
A. Penck(1882)がアルプス北部のライン氷河氷食地域を流れるリス川流域で設定した氷期。この氷期を特徴づける融氷流水堆積物は高位段丘礫層と呼ばれ,リス氷期以前から存在した河谷を埋積。氷河の進出規模はミンデル氷期と同規模だが,地域によってその前進位置は前後する。3回の氷河の前進期があり,堆積物はライン,イラー川流域で上・中・下に3区分される。中部層はさらに二分されることもある。年代は20万~13万年前。スカンジナビアのザーレ氷期に,北米のイリノイ氷期に対比。
執筆者:小林 国夫・酒井 潤一
出典 平凡社「最新 地学事典」最新 地学事典について 情報

