リゾホスホリピド

化学辞典 第2版 「リゾホスホリピド」の解説

リゾホスホリピド
リゾホスホリピド
lysophospholipid

リン脂質(グリセロリン脂質)のβ位の脂肪酸が特異的に加水分解されて生じるもので,この反応ヘビ毒などにあるホスホリパーゼAによって触媒される.普通の環境においても,ほとんどの組織臓器にきわめて少量であるが存在する.しかし,この物質自体は生体膜に毒性作用を示す.おもなリゾホスホリピドは次の3種類である.リゾホスファチジルコリン(リゾレシチン),リゾホスファチジルエタノールアミン(リゾケファリン),リゾホスファチジルセリン.

出典 森北出版「化学辞典(第2版)」化学辞典 第2版について 情報

今日のキーワード

ドクターイエロー

《〈和〉doctor+yellow》新幹線の区間を走行しながら線路状態などを点検する車両。監視カメラやレーザー式センサーを備え、時速250キロ以上で走行することができる。名称は、車体が黄色(イエロー)...

ドクターイエローの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android